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映画【ビューティフル・デイ】のあらすじ(ネタバレ)、感想を紹介

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2017年の第70回カンヌ映画祭で男優賞、脚本賞を受賞した映画【ビューティフル・デイ】がU-NEXTで配信されていましたので視聴してみました。ネタバレを含むあらすじと感想をご紹介してみたいと思います。

 

 

主演:ホアキン・フェニックス、エカテリーナ・サムソノフ
監督:リン・ラムジー

現代社会のDVや児童虐待、人身売買、帰還兵のPTSDなどをテーマにした映画です。

リン・ラムジー監督は、前作でライオネル・シュライヴァーの小説「少年は残酷な弓を射る」を映画化しました。今回はジョナサン・エイムズの同名の短編小説を映画化です。

映画【ビューティフル・デイ】のあらすじ・ネタバレ

人捜しを請け負う退役軍人のジョーは、一人で依頼された相手を捜し出し、報酬をもらうことで暮らしています。高齢の母親と暮らしていますが、両者とも以前は父親に虐待されていて、今でもフラッシュバックでそのことがよみがえります。

ジョーは軍隊時代に砂漠に派遣されていたこともありますが、その時のこともフラッシュバックで思い出すことがあります。

これまで依頼を仲介していた人物から、あらたな依頼を受けていくと、上院議員のヴォットから、家出をした十代の娘を捜しだして連れ戻すことを依頼されます。

そして、その娘のニーナが高級娼館で働かされていることを知ったジョーは、ホームセンターにいき、ダクトテープやハンマーなどを購入して、その娼館に行き、用心棒などをハンマーで殴り倒して、ニーナを連れ出します。

そして安ホテルでニーナを連れて、議員のヴォット達を待っていると、テレビで議員がビルから落ちて、自殺したらしいとのニュースが流れます。

ドアにノックがあったので開けると、ドアをノックしていた相手が、いきなり頭部を撃ち抜かれ、二人の制服警官が消音器付拳銃を持って押し入ってきます。

ジョーは拳銃を突きつけられ、ニーナは連れ去られますが、ジョーは見張りの警官を倒し、仲介者の所に行きます。しかし、その人物も拷問されたのちに殺害されていました。

そして自分の家に戻り二階から忍び込むと、母親も射殺されていて、階下にスーツ姿の二人がいたので、仲介者の所から持って来ていた拳銃で銃撃して倒します。

片方は腹部を撃たれて横たわり、自分たちのしていることを嘆いているので、ジョーは手をつないで二人で歌を口ずさみます。

その後、母親の遺体を包んで車で湖まで運び、湖に母親の遺体を沈め、自分もスーツ姿になりポケットに石を詰めて自分も沈んでいきますが、途中で気が変わり、ポケットから石を出し、水から出て車で街へ戻ります。

そしてニーナが連れ戻されたのは、州知事がニーナをお気に入りだった為だと解ったため、ジョーは選挙事務所を見張り、州知事と護衛の車を追跡して、州知事の別荘へ行きます。

そこでも護衛たちをハンマーで殴り倒し、二階の州知事の部屋に行くと、そこでは州知事が喉を切られて絶命していました。

別の部屋で血まみれの手で食事をしているニーナがいたので連れ出して、車で田舎の食堂へ行きます。

映画【ビューティフル・デイ】を観た感想

最初から疲れた様子の主人公のジョーですが、体中に何か所も傷跡があり、いつも何かの薬かアルコールを飲んでいます。

母親と共に父親の暴力を受けていたのですが、その父親からはきちんとしろ、等言われていたので、大人になってもその時のことを再演しています。

子供の頃の家庭内での出来事と社会の価値観により、トラウマになった時の事を再演してしまうのでしょう。

ホアキン・フェニックスはジョーがどのような人物かについて、抑制した演技で表現しています。セリフがあまりない中、たたずまいで表現するのは難しいだろうと思います。

しょっちゅう薬やアルコールを口にするのも、様々なトラウマや後遺症に由来することが画面から伝わってきます。

ニーナを助け出す時も、そこの従業員を車に引きずり込んで中のことを聞き出しますが、後は単にハンマーを持って入っていくだけで、計画を立てたり武器を選んだりというのはありません。

本人の状況や過去の事などが、フラッシュバックの形で映像として示されるので、説明的なセリフなどを省いた構成になっています。

アクション映画ではないので説明的な部分はなく、観る人がどれほど社会問題に関心があるかによって観方が違ってくるでしょう。

映画の日本版のタイトルは、映画の最後にニーナが口にするセリフです。

ずっと無表情なニーナですが、血みどろの展開の後にそのようなセリフを口にするのが印象に残るシーンです。

また、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドの音楽がとても印象的でした。 

映画【ビューティフル・デイ】はこんな人におすすめ

扱っている内容が重く、血みどろなシーンもあるため、子どもと観るのはやめましょう。

社会問題を描いている映画なので、医療・福祉、心理系の学生には参考になることも多いかと思います。

批評家が評価するロッテン・トマトでの評価は、8.2点/10点満点で、IMDbでは6.2点/10点満点なので、批評家の評価が高い映画です。

もし興味がある方は、U-NEXTを使えば無料で見ることができるのでチェックしてみてください。